”島と世界の懸け橋に”

The Bradshaw Familiy(ブラッドショー家)

Danielダニエル千佳チカ沙羅サラ満理マリ

出身

ダニエル(パパ):アメリカ,テキサス州ダラス市
千佳(ママ):愛知県安城市
沙羅(長女):カリフォルニア州
満理(次女):ハワイ州

活動拠点:江田島町小用
趣味:子連れ家族と一緒に遊ぶこと
好きな言葉:Let it go!(アナと雪の女王)
好きな食べ物

パパ:ピザ,コーヒー
ママ・娘たち:納豆,緑茶

江田島のここが好き:リラックスした雰囲気と解放感
今、気になる人:近所のネコちゃんたち

 

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  • ダニエル:海上自衛隊幹部候補生学校で講師として米海軍概論と英会話を指導
  • 千佳:自宅で英語サロンを運営
  • 沙羅&満理:こども園えたじまに通園

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  • 島の皆さんと関わりを深め、家族それぞれの活躍の場を広げたい

 

後藤記者の取材後記
(取材日:2019年3月3日)

 

アロハを胸に、江田島へ

2018年12月にハワイ州カイルアから江田島にやってきたブラッドショー一家。米海軍に所属するダニエルさんは海上自衛隊の幹部候補生学校で英会話と米海軍概論を教えている。妻である千佳さんは愛知県の安城市出身。海も山もなく平地が続く土地で育ったので、江田島のように海に囲まれて自然豊かな島での暮らしは新鮮でとても気に入っているそう。アメリカで産まれた2人の娘、沙羅ちゃんと満理ちゃんにとっては、初めての日本暮らし。ほとんど話せなかった日本語も2ヵ月でほとんどマスターし、ベストフレンドもできたとか。子どもの適応力と吸収力って本当にスゴイ…。

 

純和風の民家で暮らしているブラッドショー家。玄関を入ると、かわいらしい生け花とひな人形が飾ってあった。

 

江田島に代々続く米海軍の存在

1972年以来、米海軍は継続的に米海軍士官を海上自衛隊幹部候補生学校に派遣している。その約50年間のなかで24世帯の米海軍の家族が江田島に住み、島の住民との交流も積極的に行ってきた。
前任のチェルシー・ハセット少佐と同様、ダニエルさんは候補生学校の普通学科に所属し、古鷹山登山、遠泳の訓練にも参加して候補生とともに汗を流す。江田島での仕事・生活を通して日米関係がより良くなるよう、関わる人一人ひとりと向き合い、相手を理解する姿勢を大事にする。職場の人々とのコミュニケーションはもちろん、自宅近所の人との広島弁を交えた世間話も板についてきた。

 

味噌づくりワークショップに参加し、島の人たちと一緒に作業を楽しむダニエルさん親子

島の親子が気軽に集える英語サロンを

大学で英語を専攻し、ダニエルさんと交換留学で知り合った妻の千佳さん。結婚後5年間のアメリカ生活で培った英語力を生かそうと、自宅で親子向けの英語サロンを始めた。「お子さん連れの方と知り合うと『うちの子にも英語を教えてほしい』と頼まれることが多くて、だったら自宅を開放して英語に触れたい親子に来てもらおうと考えました。私たちは参加してくれる生徒さんと友達になれるし、お互いにとってメリットになれば良いと思う」と語る千佳さん。
サロンでは英語の絵本を貸し借りしたり、役立つ英会話のフレーズをスマホに配信するサービスなども提供する予定で、今後の展開が楽しみだ。

国際化していく江田島

ブラッドショー一家が江田島に住んでみて驚いたのは、国際コミュニティーがすでに江田島に根づいていることだ。フィリピンやインドネシア、そして遠くミャンマーなどの国からも多くの人が来日し、母国に家族を残して家族のために島で働いている。ダニエルさんはそうした外国人を見かけると声をかけることが多い。彼らは島の人の温かいサポートを受け、都会では感じることのできない日本の古き良き雰囲気を楽しんでいると話しているそうだ。少子高齢化が進む日本において、昔ながらの情緒と人情を保ちながら、世界に向けて新しい地方のあり方を作ろうと努力している江田島に自分も力添えをしたいとダニエルさんは感じている。

 

英語の絵本を家族みんなで楽しむ。

 

 

連絡先

Ohana English Salon
(オハナ・イングリッシュサロン)

<HP>
https://m.facebook.com/ohana.englishsalon
<Email>
ohana.english.etajima@gmail.com

 

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