“「海ガキ」を育てたい”

種別S 種別移住

エリア別沖美エリア別能美エリア別大柿

ETAJIMA SEA SUPPORT 代表

末岡すえおか  真樹まさき

出身:広島県広島市
活動拠点:江田島の海
趣味:海で遊ぶこと、ものづくり(絵、工作、音楽etc)
好きな言葉:Progress
好きな食べ物:イクラ
江田島のここが好き:透明度の高い海
今、気になる人:真木蔵人 さん

 

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  • 海洋イベントにおける安全管理
  • SUPなどマリンアクティビティの体験会
  • 教育機関などへの出前授業
  • 海に親しむためのイベントの開催 等

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  • 子どもたちが海に触れる機会を増やし、海が好きで自ら安全管理もできる「海ガキ」を育てたい
  • クラブの運営を本格化していきたい

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  • 海にかかわる安全管理や道具の使い方、イベントなどをサポートします。

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  • 子育て中の家庭、子ども園、小中高等学校などの教育機関など、子育てにかかわる人や団体と連携して、子ども・保護者・先生方に海の遊び方や安全管理について学ぶ機会をつくりたい
  • クラブの趣旨に賛同いただける方に会員になってもらい、一緒にクラブを盛り上げてもらいたい

 

後藤記者の取材後記
(取材日:2016年7月11日(月))

 

「海ガキ」を増やしたい

「海ガキ」。この構想を聞いたとき、末岡君は聖人じゃないかと思った。自身は消防士という決して楽ではない職業に身を置き、同じくフルタイムで働く奥さんと子育てをしながら、空いた時間にSEA SUPPORTの活動している。年齢、家庭環境ともにちょうど同じ境遇にある僕にとっては身につまされる思いなのだ。
「海ガキ」にはとても深い意味が込められている。いつしか島の子どもたちは海で遊ぶことが少なくなっているのではないか。海はとても楽しい遊び場であることを子どもたちにもっと知ってもらいたい。しかし一方、全国では毎年海の事故が後を絶たない。海は危険な場所でもある。大人たちが海の安全管理を行うことはもちろん、子どもたちも自分で自分の身を守ることができるよう、海の遊びとともに危機管理のいろはを教えていきたい。全力で海を楽しみ、自らのリスクマネジメントもできる真っ黒に日焼けした「海ガキ」。そういった意味が込められている。

 

子どもたちにSUPの楽しさを教える末岡君。目指せ海ガキ!

 

“SEA SUPPORT”⇒“市 SUPPORT”

「海ガキ」の構想には続きがある。島の子どもたちが海にかかわることで海のことを知ってもらう。小型船も所有しているため、沖へ出て釣りをしたり無人島探検などのイベントもできる。島から海を見るだけでなく、海から島を見てもらいたい。そうすることで将来海にかかわる仕事に就くきっかけになるのではないか。島で育った体験が大人になっても記憶に強く刻まれるのではないか。そんなことも考えながら、今の子どもたちが将来的に島に定住することを期待している。SEA(海の) SUPPORTがSHI(市の) SUPPORTにもなるんじゃないか、そんなロマンとユーモアを含ませていた。

 

クラブの構想を語る末岡君。顔だけじゃなく、中身までイケメンです。

 

今年度からクラブ運営を本格始動

2013~2015年にかけて日本財団の助成金を活用し、SUP(スタンドアップパドルボード)の道具と艇庫、小型船など関連する設備・備品をそろえた。同時に他団体と連携して海のイベントにおける安全管理、SUP体験会の開催、小学校での着衣泳の指導など、実績も積んでいる。3年間かけて土台を築き上げ、今年度からは本格的にクラブ運営を開始するという。この夏からクラブの趣旨に賛同し活動に協力してくれるサポート会員を募集しはじめた。会員には海ガキの育成や海洋イベント、マリンアクティビティの体験会のサポートを一緒に取り組んでもらいたいとのこと。何を隠そう、僕も海が好きだし、末岡君の志に胸打たれ会員登録することとなった。入会については下記連絡先まで。

 

SEA SUPPORTが所有する道具。 SUP関連の道具に加え、ライフセービングの道具もそろっている。
2016年7月18日の入会説明会兼SUP体験会。家族連れの参加もあった。

 

人物ストーリー

  • 広島県広島市出身。
  • 広島市内の高校卒業後、音響の専門学校に通いながらライブハウスで音楽にかかわる仕事に従事。
  • 20歳の誕生日に沖縄県波照間島への一人旅を決行。この体験が人生の転機となり、海に携わる仕事がしたいと考えるようになる。
  • 専門学校卒業後、蒲刈の県民の浜でライフセービングの仕事に3年間住み込みで従事。仕事の一環として消防士にライフセービングを教えたことをきっかけに消防士を目指し、1年後に合格。
  • その後、江田島市出身の女性と結婚。江田島を行き来する回数が増え、江田島の海が好きになる。
  • そんな中、第一子を授かった。自分の子どもを江田島で育てたいという気持ちもあり、江田島市への移住を決めた。
  • 移住と同時期に海を守る活動を具体化するため「ETAJIMA SEA SUPPORT」を立ち上げる。2013年からの3年間、助成事業を通じて海の活動に関するサポートや備品整備等の実績を積んできた。
  • 2016年からクラブとしての運営を本格始動し、現在に至る。

 

連絡先

ETAJIMA SEA SUPPORT 代表 末岡真樹
Email:ess.umigaki@gmail.com
HP: https://umigaki.jimdo.com/

 

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