温活サロン・メディカルアロマ 美庵果/シーサイド美庵 代表
志水 友香
出身:広島県呉市
活動拠点:江田島町鷲部、シーサイド温泉のうみ 館内
趣味:ヨガ
好きな言葉:変わらないために変わり続ける
好きな食べ物:とうもろこし
江田島のここが好き:海、山、人
今、気になる人:美濃 英俊さん
- 温活サロン・メディカルアロマ 美庵果/シーサイド美庵:体と心を温めることをベースに健康維持と美容と癒しを提供するサロンの運営
- オレンジプロジェクト:柑橘の皮を生かした加工食品の開発など、島の「もったいない」を「ありがたい」に変える活動。
- 女性が活躍、活動できる色々なジャンルのワークやスクールをしていきます。
- 病院施設や企業にもメディカルアロマの啓蒙活動をしていきたい。
- スポーツイベントなどで参加者へのボディケアサービスを提供できます。
- 価値観の合う人。
後藤記者の取材後記
(取材日:2017年5月15日(月))
【女性限定】だけど男子も通いたくなる島のサロン
以前は能美海上ロッジでお店を開いていた志水さん。今年3月に能美海上ロッジが閉鎖したことを機に、江田島町鷲部に新しく「美庵果(びあんか)」をオープンした。集合住宅の一室を改装したお店は、落ち着いた色のインテリアと控えめな間接照明がちょうどいい感じの雰囲気で、どこかホッとする空間になっている。
サロンのメニューは体を温めてくれる「よもぎ蒸し」や「ホットストーン」、アロマオイルなどを使った「ボディケア」「フェイシャルケア」などのリラクゼーションマッサージを受けることができる。
基本は女性限定のお店なのだけど、取材の一環と称して僕もよもぎ蒸しを体験させてもらった。
よもぎをはじめ、様々な生薬を水の張った器に入れて温め、その蒸気が体を包む。10分もすると体中から汗が噴き出てくる。40分後にはなんとも言えない爽快感。凝り気味だった肩がなんかすっきりとしていた。聞くところによると生薬が皮膚から吸収され、様々な効用が得られるとのこと。なるほど、これは病みつきになりそう。
「ぜひ今後も(男性の僕でも)体験させてください」と尋ねたところ、「奥様と一緒に来てください」とうれしいお返事をいただいた。
笑顔を引き出すセラピスト
よもぎ蒸しそのものも心地よい体験だったけど、その間の志水さんとのおしゃべりもとても楽しかった。
会話の節々に冗談を交え、年下の僕とも同じ目線で話してくれる。失礼かもしれないが、いつのまにか同年代の友達としゃべっているような気分になっていた。
志水さんはこれまでいろいろなお客さんと触れ合ってきたという。中には大きな病気を抱えたお客さんや誰にも言えない悩みを抱えているお客さんもいる。そんな方々がお店に通って志水さんとお話をしながら施術を受けることで、少しずつ元気になっていく。
「来た人がみるみる変わっていく様子をみると嬉しい。誰かが笑顔になってくれるのが好きなんよ。」
お店に来るお客さんは常連さんが多い。サロンのメニューはもちろん、きっと志水さんとのおしゃべりも楽しみにしている人が多いのだろう。
「体の調子がよくなれば心にも余裕が生まれ、余裕ができれば思いやりが生まれ、穏やかな日々が送れます。そのことを大事に『心も体も美しく生きること』を手伝っていきたい。」
島の「もったいない」を「ありがたい」に変える
志水さんにはもう一つの顔がある。気の合う仲間でつくった「江田島べっぴんじゃけん」。メンバーで集まっておしゃべりしたり、地域のためになる活動をするグループだ。
お店を長く続けていると、友達が増えてくる。そしてお客さん同士も友達になるなど、少しずつ輪が広がってきて、その発信源になることが楽しくなってきたという。そんななか、親しいメンバーと立ち上げたのが「江田島べっぴんじゃけん」。個性的なメンバーが集まっていて、中には芸能活動をしている人もいるらしい。取材当日も何人か遊びに来ていて、ずっとおしゃべりと笑いが尽きない。
このグループができたことで新しい居場所をみつけられたメンバーもいる。東京から江田島に引っ越してきた専業主婦の方は、「最初は知り合いがいなくて退屈だったけど、志水さんたちに出会えて居場所ができた」と嬉しそうに話していた。
そして最近活発なのがオレンジプロジェクト。べっぴんじゃけんのメンバーで構成されたこのプロジェクトは「島の『もったいない』を『ありがたい』に変える」をコンセプトに活動している。柑橘を提供してくれている農家さんも喜んでくれて、活動の大きな励みとなっている。
「サロンだけでなく、美容と健康には毎日の生活習慣がとても大事。だから食と笑顔に関わる活動を続けていきたい。」
最近は農薬を使わずに育てた八朔や甘夏の皮を加工した商品開発を進めているとのこと。オレンジプロジェクトの今後が楽しみだ。
いろんな人と一緒にワクワクを生み出す
美容、健康、食。志水さんと価値観を共有する団体とのコラボレーション企画も現在画策中とのこと。今年8月から10月にかけて月に1回、ヨガスクールやパドルスポーツの団体、宿泊施設と共同で江田島市の海を感じながら心と体を癒すイベントを開催する予定だ。昨年の8月にもヨガスクールとコラボレーションしたイベントを開催していて、参加者は夕日を眺めながら気持ちよさそうにビーチヨガを楽しんでいた。今年のイベントはさらに新しいプログラムを加えるとのことでとても楽しみだ。
志水さんの周りにはどうやら魅力的な人たちがいっぱいいて、そんな人たちとワクワクする場をつくりあげてくれる。これからも志水さんの活動に注目していきたい。
人物ストーリー
- 広島県呉市出身
- 結婚を機に江田島市に移住。
- 葬祭関連の営業職を10年ほど勤めた後、知人が開設したサロンの運営に携わる。
- 当初は半信半疑だったが、続けていくうちに常連客が増え、人が人を呼び様々な人と交流する機会が増える。
- 平成27年9月、地域のために何かがしたいと思い立ち、気の合う仲間と「江田島べっぴんじゃけん」を立ち上げる。
- 平成29年1月、オレンジプロジェクトを始動。現在に至る。
連絡先
温活サロン・メディカルアロマ「美庵果」
江田島市江田島町鷲部2-2-2 シーサイド鷲部310
Tel:090-7547-6027
ホームページ:https://etajima-bianca.jimdo.com/
フェイスブック:https://www.facebook.com/bianca201705/
※コンタクトを取る際は、「江田島人物図鑑を見て」と告げるとスムーズです。
※編集局を通じてのコンタクトも可能です。編集局までメールください。